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害虫大辞典 日本昆虫学会名誉会長 安富和男氏 監修

害虫辞典

フタモンアシナガバチPolistes chinensis antennalis Pe'rez


フタモンアシナガバチと巣 本種は北海道南部から沖縄にかけて広く分布する最も普通のアシナガバチです。体長は14~18mmで黒い体に鮮黄色の斑紋を装っています。
家の屋根瓦の下、軒先、木の枝や草叢に営巣し、育房数は300から1,000にも達します。
本種に刺されるのは6~8月と秋に多く、草刈りや剪定のとき巣を刺激すると危険です。